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博物館の仲間フォト♪

  • Neill
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2012年10月

2012年10月27日 (土)

博物館の舞台裏④ ~投薬~

博物館の舞台裏シリーズ第4弾!
今回はクジラやイルカたちに与える薬についてのお話です。

私たち人間も風邪を引いたり、お腹を壊したりしたら風邪薬や胃腸薬を飲んだりしますよね?
もちろん、クジラやイルカたちも体調を崩した時には薬を与えて治療を行います。

クジラ用の薬があるの?とお客様に聞かれることもあるのですが、ほとんどの薬はなんと   人間用なんです。Photo この写真で動物用の薬は黄色いビタミン剤だけ。
他は全て人間用。抗生剤、消化酵素剤、整腸剤などさまざまな効能の薬を準備しています。

動物たちは「お腹が痛い!」や「熱があってだるい…」なんて言ってくれません。

日々の行動観察や食欲、体温測定、血液検査などで症状を判断し、獣医さんが薬を決めます。

そして薬のあげ方!
そのままではなく魚に詰めて丸飲みさせるんです(゚д゚;)
Photo_2 大好きな魚ごと飲んでくれるので薬をあげることに関しては比較的簡単です。
でも、食欲がなかったり、エサを不信に思ってしまった時はこの方法での投薬は難しいことも あります(^-^;

多くは↑の方法で投薬をしますが、こんな方法も↓
2m程あるカテーテルを使用し、胃まで直接流し込む方法です。主に水分補給の為に行われていました。

2_2これも"ハズバンダリー”。コビレゴンドウのロンは長ーい管をノドから胃へ入れられてもちゃんとおとなしくしてくれます。

ロンは長い間貧血が続いていていて、以前は錠剤の薬を魚に詰めて投薬を行っていたのですが、なかなか貧血が改善しませんでした。

「もしかして薬が消化される前に魚ごと吐き出しているのでは?」
もしそうだとしたら薬をあげている意味がありません。そこで粉状にした薬を水に混ぜて与えたところ、次の検査では大幅な改善がみられました。

ロンは吐き戻し癖もあったので薬が十分に行きわたっていなかったのかもしれません。このように、投薬の種類や方法など獣医さんと飼育係のチームワークでお互いが動物の状態を把握して臨機応変の治療を行っています。

以上、動物たちの投薬について紹介しましたがおわかりいただけましたでしょうか?

次回は、博物館の自然プールに浮かぶ"イケス”についてのお話♪
お楽しみに!

2012年10月24日 (水)

博物館の舞台裏③ ~血液検査~

博物館の舞台裏、第3弾!!
今日はクジラやイルカたちの血液検査ついてのお話です!!(゚ロ゚)

もちろん、人と同じように注射針を刺しての採血です。やっぱり動物たちも痛い思いをします。
さて、どこから行うのでしょうか?
3 採血の体制に入りました↑主に尾びれの血管から採血を行います。

2 採血が始まりました!
注射器に血液がΣ(゚д゚;)1
拡大して見てみると、血管がある場所がわかりますか?
この場所を狙って針を刺しますが、見えにくかったり、刺しても血管に当たらないこともあるので獣医さんはとても大変です…

前回ご紹介した"ハズバンダリー(受診動作)”という手法で採血を行います。
採血は痛いですし、時には獣医さんの姿を見ただけで怖がることもあるので、痛くても我慢できるように慎重に訓練します。
ハズバンダリーができない個体は取り上げを行って採血することもあります。
捕まえての処置となると動物にも人にも負担がかかるため、動物みずから検診に協力してくれるのはとても大切なことなんです。

続いては採取された血液の検査です!
博物館では検査機器を導入しているので、ある程度の血液検査ができます。4 博物館のとある場所にある検査室の様子。

手前にあるのが血液の血球を調べる装置です。
この装置で感染症や貧血、脱水症状などがわかります。
検査が終わり、数値が出てきました!2_2 コビレゴンドウのロンの検査結果です。
上から白血球、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット…です。
ロンは以前から貧血気味で定期的に検査をしています。先月より赤血球の数値が少し下がっていることがわかりました。

次は生化学検査。3_2上記の検査よりも詳しい検査を行う装置で、肝臓や腎臓などの状態がわかります。
他にもホルモンの数値などさらに詳しい検査を行う場合には近くの検査センターにお願いしたりしています。
今回の検査でロンは赤血球数の減少がみられましたが、他は異常なしでした!

以上で血液検査は終了です。
クジラやイルカたちも人間と同じように検査を行っているんですね(o^-^o)

次回は、動物たちへの投薬について。
どんな薬をあげて、どうやってあげているのかをご紹介します!
ではまた♪

2012年10月19日 (金)

博物館の舞台裏② ~今日の体温は?~

博物館の舞台裏シリーズ第2弾!

今回はイルカやクジラたちの体温測定についてのお話。
体温測定は1日1回開館前にほぼ毎日行われていますが、あまりお客様が見る機会は少ないので、どのようにして体温を測っているのかご紹介します(゚▽゚*)

まず、どこで体温を測っているのかわかりますか?
人間ですと、わきの下に体温計をはさんだりして測りますよね。イルカやクジラたちは肛門から体温計の長いセンサーを入れて直腸温を測るんですw(゚o゚)w
Photo
肛門はお腹側にある溝の尾びれ側にあります。ここに体温計のセンサーを20cm~30cm入れて、一番高い体温を計測します。
このように、動物が自ら検診を受ける行為のことを”ハズバンダリー(受診動作)”と言い、ひとつの種目として動物に教えます。もちろん、動物は体温を測られているとはわかりませんが…

上の写真で体温測定をしているのはバンドウイルカのリノです。さあ、いくつかな?
Photo_2 リノの今日の体温は36.5℃でした。平熱です!
イルカやクジラの体温は、種類や個体によって違いますが、人間とほとんど一緒なんです。
実はこの体温計も人間用なんですよ。
感染症になったりすると熱が出たり、出産前には体温が下がったりします。
変化を把握するために、普段は1日1回の測定を数回行ったりもするんですよ(^-^;
Photo_3 次に測定しているのはハナゴンドウのニール。
ニールは以前、出産した際に4日前から体温が下がりはじめ、2日前には平熱より1.2℃下がりました。これに よって出産前にスタッフが準備することもできました。

体温を把握することはとても健康管理の上でかかせません。
体の状態を知り、その個体の平熱を把握するのはとても大事なことなんですね!

次回は、ちょっぴり痛い?採血のお話です。
お楽しみに~♪

2012年10月16日 (火)

博物館の舞台裏① ~調餌室、大公開!~

みなさん、こんにちは!
今回の飼育日記から”博物館の舞台裏シリーズ”として、お客様があまり見ることができない 仕事やバックヤードの様子についてお送りしますのでよろしくお願いいたします!

第1弾は、動物の見回りが終わってからの朝一番の仕事、”調餌(ちょうじ)”に関するお話   です。調餌とはイルカやクジラたちのエサを準備する仕事です。

調餌室では衛生管理にはとても気を使います。
手はもちろんのこと、長靴も消毒してから中に入ります。

そして始めに目に付くのが、これです↓

1積み上げられたカゴの中に冷凍されたエサが入っています。これをシャワーから出る水道水を使って解凍します。

どんなエサが入っているかというと…
6現在はこの6種類で、上からサッパ・ホッケ・ニシン・サバ・スルメイカ・チカ です。鮮度や仕入れ値など、時期によって変わったりもします。

解凍が終わり、鮮度や部分的に痛んでいるところはないか…などを判別し、量を測ります。5量りの目の前には餌量ボードがあります。配分や与える餌の種類、トータルの量などが個体 ごとにわかりやすく書かれてます。4 一番食べる量が多いオキゴンドウで1日に約20kg用意しなければならず、エサの鮮度のことや頭数が多いため、1日3回調餌が行われています。

続いてエサを切る作業↓ 2 限られた量の中でショーや訓練をしなければならないので、個数を増やすために切ったりも  します。魚の痛んでる部分を取り除く為にも、包丁とまな板は必需品です!
手を切らないようにすばやく行います。 

量り終わったエサは、それぞれのバケツやクーラーボックスへ。 3 クーラーボックスは1頭に1個あり、これを約30頭分×3用意しなければなりません(;;;´Д`)
このあと用意されたエサは水道水でよく洗い、氷を入れて鮮度を保ちながら動物たちのもとへ と運ばれます。

とても大変ですが飼育係にとって”調餌”は大切な仕事のひとつです。
ある意味、動物達と一緒にいる時間よりも調餌に関する時間の方が多いかもしれません(^-^;

今回は”調餌”をご紹介しましたが、次回は動物達の体温測定をご紹介します。

どうぞお楽しみに~☆

2012年10月 5日 (金)

スジイルカの飼育、祝1年!

以前ご紹介したスジイルカ、10月4日で飼育1年をむかえ、現在飼育日本記録を更新中です!

現在の体長は211cm、なんと1年間で13cmものびました。

年齢は5歳くらいでまだ子どものスジイルカ、これからの成長が楽しみです。

飼育も順調ということで訓練も少しずつ始めていきました。

Imgp1403_3

「握手」、体の横のすじ模様がきれいですね。

Imgp1423_2

「腹上姿勢」、白く見えますが、本当は薄いピンク色をしています。

Imgp1444_2

「ジャンプ」、まだまだ形にはなっていませんが、いつか全身をみせてくれることでしょう。

スジイルカは現在もイルカショープールの予備プールでマダライルカと観察することができます。

目指せ、飼育世界記録!!

おかげさまで4ヶ月!!!!

今月5日で、オキゴンドウの赤ちゃんは生後4ヶ月を迎えることができました。
大きな問題もなく、すくすく成長しています。

最近はお母さんと一緒にいることが少なく、他のクジラやイルカ達と遊びっぱなしです。
時にはふれあい桟橋をこえてマリナリュウム側のエリアまで泳いでしまうこともあります(;;;´Д`)
やんちゃざかりで、体にすり傷も多くて私達はひやひやしています…3毎日元気いっぱい!
2仲間もたくさんいます!左からクベル・赤ちゃん・キース・お母さん。
仲良く遊んでいる姿を見るとこっちまで楽しい気持ちになります。

ふれあい桟橋にいるお客様やトレーナーの姿にも興味があるようで目が合ったり、顔を出したりもするので毎日成長する赤ちゃんをみなさんも見に来てくださいね!Photo_2かわいいですよ~(*^.^*)


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