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博物館の仲間フォト♪

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2012年11月

2012年11月27日 (火)

博物館の舞台裏⑧ ~トレーニング~

前回から大変遅れました…博物館の舞台裏シリーズ第8弾!!最終回です!

今回はリクエストが多かった、イルカやクジラたちのトレーニング(訓練)のお話。

訓練については詳しく説明するとめっちゃ長くなるので、簡単に説明させていただきます´ω`)ノ

まず、どう使ってるの?と思っている方も多いこの「ホイッスル」P1050393 トレーナーの必需品であるホイッスルの音は動物たちに「報酬=OK」を伝える手段です!
動物たちにとっての報酬はエサです。動物たちはエサもらえることを条件に行動してくれるの です。

新入りの動物や赤ちゃんはホイッスルの音が鳴ったらエサがもらえるなんて知りません。
人の手からエサをもらえるようになっらホイッスルを吹いてエサをあげる、ホイッスルを吹いて エサ…これを根気強く何度も繰り返します。Imgp7175aipdf そうすると動物はホイッスルが鳴ったらエサがもらえるということを学習していきます。

エサとホイッスルの条件が理解できたら本格的なトレーニングの始まりです!

最初に水面から顔を上げる“スタンディング姿勢”を教えます。
P1050962 これができるようになったら握手などの簡単な種目から教えていきます。
ちょうど、握手を訓練中のオキゴンドウのお母さん↓
P1050964 最初はトレーナーが胸びれを触り、ホイッスルを吹きます。
何回も繰り返し、胸びれがトレーナーの手に当たればエサがもらえる…と理解させます。
そして、トレーナーが手の高さを少し上げて、みずから胸びれを当ててくる行動がでたら、P1050965 ここでホイッスルです!
これが理解できたらレベルアップをしていきます。高さをランダムにしたり、左右片方ずつも  できるようになったら“握手”の完成です。
トレーナーが差し出す手の動きがそのまま“サイン”になっていきます。

次はちょっとレベルを上げて、“テールウォーク”という種目。Imgp0160尾びれの付け根だけで全身を支え、そのままバックするイルカショーでもおなじみの種目。

この種目の場合は「ターゲット=目標物」という道具を使用しています。長いものから短いものまであり、棒の先端に浮き(ブイ)を付けた物をターゲットとして使っています。P1050963 テールウォークの訓練中のマダライルカのククナ↓
P1050647 まず、ターゲットにタッチさせることから教えます。
少しずつ高さを上げていき、全身を支える体勢を維持させます(;゚∇゚)P1050645 これができたら、後ろにバックさせるようにターゲットを動かします。バックした瞬間ホイッスルを吹きます。これを繰り返してバックさせる距離を伸ばし、ターゲットを手のサインに移行することができたらテールウォークの完成です。

ターゲットは様々な種目に応用できます。回転ダンスを教える時も使いますし、ターゲットをボールに変えれば“ハイジャンプ”にも活用できます。
行動が完成してきたらターゲットを手のサインにしていくんですね。ですので、教えていった過程の延長がサインになっていることが多いです。その方が動物もわかりやすいからです。

他にもトレーナーが水中に入ってトレーナーの全身の動きがサインになったります。
それと、動物が勝手に行った行動もホイッスルを吹けば、ターゲットなどでは教えられないような種目ができたりもします。P1050958 “テールフラップ”をするセフィー↑おねだりやアピールで行った行動が種目にもなったりもします。

イルカやクジラたちはとても賢い動物ですが、毎日の訓練の積み重ねとトレーナーの根気強さや教え方、日々の観察が大事になってきます(^-^;

ショーの合間に訓練を行っていることがあるので、少し違う目線で見てみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?「博物館の舞台裏シリーズ」。
少しでも博物館の“裏側”を知っていただきたいと思い始めたのですが、興味を持っていただいたり、続きが楽しみ!とお客様に言っていただけて、とてもうれしかったです(*^.^*)
ブログもより一層頑張ります!ありがとうございました!

では、また!!

2012年11月17日 (土)

博物館の舞台裏⑦ ~マリナリュウム~

博物館の舞台裏シリーズ第7弾!!

こんな風に博物館をご紹介する機会がなかったので、こんなにバラしちゃっていいのかなって 感じです…
バックヤードがほとんどない博物館ですが、今回はお客様は見ることができない「腹びれのあるバンドウイルカ・はるか」の給餌風景をお見せしちゃいます(*゚▽゚)ノ

まず、「海洋水族館・マリナリュウム」の紹介から…P1050732 マリナリュウムは昭和46年に建てられ、当初は魚類メインの展示を行っていました。
中央にある大水槽は少し前まで魚が泳いでいたんですよ。
現在も太地近海の生物の展示を行っています。

しかし、2006年10月に"腹びれのあるバンドウイルカ”が発見され、よりよい飼育と観察のためにマリナリュウムで飼育を行うことになりました。2007年12月にはマリナリュウムの改修工事が終わり、一般公開が始まりました。

Photoこのようにトンネル水槽からを間近で観察することができます!

ちなみに、"はるか”の名前は一般公募で決まった愛称で「はるか昔からやって来た」という  意味が込められています。
先祖返りしたと考えられており、鯨類の進化の過程を解明できるかもしれない重要で貴重な 存在です。

そして!はるかたちがどこでエサをもらっているかわかりますか?
屋上へ登ってみましょう!
Photo_2 給餌が始まったようです。
右から、はるか・あおい・さくらの順になっています。Photo_3エサの時間に合わせて、健康管理のトレーニングが行われています。はるかは2週間おきに採血が行われているのでハズバンダリーの訓練は欠かせません。
現在、はるかの子孫を残そうと繁殖や遺伝子レベルの研究が行われているので、通常の血液検査はもちろんのこと、ホルモン値の検査も行っています。Photo_4腹ビレもこんな近くで見れちゃいますw(゚o゚)w
はるかさんのお顔も拝見↓Photo_53頭の中ではリーダー的存在です。お客様が猛アピールしてもご機嫌のときにしか寄ってきません。推定年齢は15歳ぐらいだそうです。
Photo_6 はるかさん、実はジャンプも得意!!
上に当たってしまいそうな高いジャンプができます!

はるかの他にも、お客様大好き!はるかと同期の"あおい”と桜太のお母さん"さくら”がいますので、みなさん博物館に来たら必ずマリナリュウムまで足を運んでくださいねm(_ _)m
忘れちゃいけない魚たちもいますよ!Photo_7 みんな来てね~(゚▽゚*)

次回は、博物館の裏話シリーズ最終回!
リクエストも多かったイルカやクジラたちの"訓練”のお話。お楽しみに☆

2012年11月15日 (木)

寒くても頑張ってます!

みなさん!こんにちは!

博物館があるここ太地町もか・な・り寒くなってきました(((゚Д゚)))ガタガタ
常に水に関わる仕事なので、これからの季節は大変です…

今回も裏話はちょっとお休みです。

それにしても今日は今年一番の寒さやなーと思っていたら、あるトレーナーが
「水中やります!」と言い出したので見に行きました。

しかし見てるこっちが寒い…
Photo_4訓練しているのはハナゴンドウのマロンですが、みんな寄ってきちゃいましたね。

水温も19度前後で水に入る瞬間はキツそうでした(lll゚Д゚)
濡れないドライスーツを着ればよいのですが少々動きづらいので、ウェットスーツを着ての訓練です。しかも半袖(爆)

Photo_2背びれ遊泳に、Photo_3 腹上のライド。

来年のゴールデンウィークや夏休みに向けての訓練です。
まだまだ先やん!と思いますが水中種目はたくさん練習しないといけません。Photo_5 吻先でトレーナーの足の裏を押してもらう「プッシング」という種目↑
だいぶスピードが出てきたようです。

今回の訓練ではマロンが絶好調だったので早めに終了~♪
トレーナーもすぐにシャワーへ(笑)

風邪を引かないようにトレーナーも頑張ってます!
動物たちも体調を崩しやすい季節なの気をつけないといけません(^-^;

みなさんも体調管理にはお気をつけください。
では、またdash

2012年11月12日 (月)

博物館の舞台裏⑥ ~ショープール~

舞台裏シリーズも第6弾になりました!

少々内容がマニアックな感じですが、もう少しお付き合いくださいヾ(_ _”)

今回は博物館のすぐ横にある“イルカショープール”のお話。
P1050633 水深は最大4mで総水量750tのショープールです。
このプールでは4種類のイルカたちに出会えることができます。

向かって左側のプールにはマダライルカとスジイルカが展示されています。P1050656
中央のメインプールにはショーチームのバンドウイルカとカマイルカたち。
P1050638
そして、右側のプールはショーに出る個体の控えのプールです。
P1050624
今日は休みのグロウ♂

そして、ここにもゲートが↓イケスのものとは違って立派なゲートですね(^-^;
P1050664 ショープールでもその日によってメンバーを変えたり、体調が悪いときには休んだりしているんですよ。

そして次は…プールの海水はどこから来るのか!?P1050589 ショープールの海水は森浦湾から送られてきます。
ポンプで組み上げられた海水はろ過層を通り、殺菌されたあとイルカたちの住むプールへ注水されます。P1050617 あー…また遊んでますo(;△;)o

イルカたちはウンチもしますし、エサで遊んだり…と生活していればプールは汚れます。
週に一度は落水して底や壁面の掃除を行ったりと、水質管理には気を使っています!

L1050031 イルカショープールは距離がとても近く、イルカたちの力強さを間近で感じることができますし、珍しいマダライルカやスジイルカもいます。みなさんも一度は見に来てみてはどうでしょうか?

次回は、“腹びれのあるイルカ・はるか”がいる“海洋水族館・マリナリュウム”のお話!
どこでエサをあげているか気になってる方も多いのでは?
特別にご紹介させて頂きますね♪

では、また次回ーヽ(゚ω゚ )ノ

2012年11月 5日 (月)

5ヶ月!!!!! 歯が生えてます。

裏話はおいといて、今回はオキゴンドウの赤ちゃん情報♪

なんと今日で生後5ヶ月を迎えることができましたヽ(´▽`)/

現在は1日に約3kgほどエサを食べており、歯も生えそろってきました。Photoわかりますか~?
上あごに小さな歯がありますね(o^-^o)
少しずつオキゴンドウの風格が出てきました。

でも、歯は上あごにしかなく、下あごにはまだ生えていないんです(^-^;
バンドウイルカは下あごから生えてくるんですけど、オキゴンドウは上からなのでしょうか…
Photo_2上の写真はコビレゴンドウのげんたと↑
観察していると、成熟した大人の個体よりも若い個体と遊ぶ姿が多くなってきました。
バンドウイルカのセフィー、ハナゴンドウのコスモ、コビレゴンドウのげんたとよく一緒にいます。

餌あげ体験にもよく参加する姿が観察されていますので、うまくいけば赤ちゃんにエサをあげることができるかもしれませんよ♪P1050451

かわいすぎて、ここまま大きくならないでほしいとつい思ってしまいますが元気に育つように見守っていきます(*^.^*)

大きくなった赤ちゃんにみなさんも会いに来てあげてくださいね♪
Photo_3待ってるでー!(ちょっとドヤ顔)

2012年11月 1日 (木)

博物館の舞台裏⑤ ~イケスの秘密~

もう11月!博物館がある太地町も少し寒くなってきましたよ(((゚Д゚)))

さあ、博物館の舞台裏第5弾!
今回は館内に広がる自然プールに浮かぶ"イケス”(生簀)のお話。Photo

博物館には全部で6つのイケスがあり、そこにクジラやイルカたちが暮らしています。
イケスは、主に甲板とフロートと網、網を張るための重りで作られています。

比較的施設が簡単にでき、自然の海が利用できるため自然に近い状態で飼育できます。

しかし!そこは自然の海!
もちろん水温の管理はできませんし、天候が悪ければ海は荒れます。さらに潮の干満やゴミ などが流れてくるなど、陸上にあるプールと比べると様々な問題点があります。

ゴミを食べてしまう子もいるので、悪天候の後はゴミ掃除で大変なんですよ(;´Д`A

そして、よくお客様に「イケスの外にはどうやって動物を出しているの?」
と聞かれることがあるのですが、その秘密は…↓
Photo_2
これです!イケスの角にあるゲートです!
ここは簡単に外せるようになっていて、重りが付いていており部分的に角を沈ませ、クジラたちが通れるスペースができるようになっています。
どんな風に出るのるのかというと…
Photo_3
角が降りたゲート前にセフィーが来ました。
ここでサインを出すと、くぐって外に出ます!この際、勝手に出たりしないように気を抜けない瞬間です。セフィーも集中してトレーナーを見ています。Photo_4 そしてサインを見たロンは外へ!
※すみません。セフィーが出た瞬間はうまく撮れませんでしたm(_ _)m
トレーナーは一緒ですっ(汗)

外に出るのは日中だけで、朝出たら夕方はイケスに戻します。
ずっと外にいると体調が悪くなった時に捕まえたりするのは困難ですし、ゴミや石の誤飲が増えたり…など様々な問題があるため、夜間は収容しています。

なので、ふれあいの海やショー出ているのは体調に問題ない元気な子たちだけ。
少しでも体調に問題があったり、ゲートの訓練中の子はイケスの中にいます。

ちなみに、オキゴンドウの赤ちゃんとお母さんは育児のため外にでたままです(^-^;

まるで、"家”のようなイケス。
イケス内は安全でなければなりません。
網を利用しているため、破れたところや弛んだところがあったら事故につながってしまいます。

そのために、週に1度や必要に応じてダイバーが潜って潜水チェックをし、各イケスの底に重りを付けて網を張るようにしています!

他にもこんな配慮も↓Photo_5 上と下のイケス網は網の目の幅が違います。Photo_6 博物館には網目の幅が広いイケスと網目が細かいイケスの2種類があります。

吻先(口ばし)が細いイルカたちは網目の幅があるイケスは吻が入ってしまったりと危険なので、網目が細かいイケスには小型のイルカたちを、網目の幅が広いイケスには大型のゴンドウたち(吻先が太く短いため)を収容するようにしているんですよ。

イケスでの飼育は施設そのものは簡単にできますが、自然との闘いと施設の管理がとっても 大事なんですね。
おわかりいただけましたか?

次回はイケスに変わって、"イルカショープール”のお話!
お楽しみに!

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