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博物館の仲間フォト♪

  • Neill
    元気いっぱい!飼育員が撮影!
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生態

2015年10月26日 (月)

生物調査に行ってきました!

太地町は平成18年に「太地町くじらと自然公園のまちづくり構想」を策定し、それをもとに「森浦湾鯨の海構想」を進めています。
この構想を実現するには海の状態を知らなくてはいけません。
そこで今回はこの森浦湾の生物調査に行ってきました。
今回調査したのは森浦湾の入口付近です。

目的エリアまでは小型の船で移動します。

晴れて、とてもすがすがしい陽気でした!
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いざ、海の中へ!

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まず、目に飛び込んできたのは…ガンガゼです!
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ガンガゼはムラサキウニなどとは違い、長くて鋭い棘(とげ)を持っています。
この棘には毒があり、皮膚に刺さると激しく痛みます。
これはうかつに手をついてはいけない…そして怖い(笑)


気を付けながら海を探索していると、カラフルな魚が!
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ツノダシやソラスズメダイなどの南日本に生息する魚たちがたくさんいました!

また、サンゴやイソギンチャクといった暖かい海にいる生き物も多くみられました。
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上の写真はサンゴイソギンチャクです。
クマノミなどと共生するイソギンチャクですが、中に魚はいませんでした。

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また、ミドリイシというサンゴの間にはイバラカンザシというゴカイの仲間も見られました。
写真のイバラカンザシはオレンジ色ですが、青、黄色、緑など個体によってカラフルな色合いが特徴です!きれいですねヽ(´▽`)/
実は30年以上生きる長寿の生物です(゚Д゚;)


この森浦湾は定期的に調査を行って、季節や調査場所によって生物層の違いなどを皆さんに報告していきたいと思います!

2013年2月22日 (金)

クジラたちの口の中…

みなさん、クジラやイルカたちの口の中を見たことはありますか?
近くでじっと見ると、ちょっと怖く感じるような鋭い歯がズラリと並んでいます。

クジラの仲間は大きく分けて“ハクジラ類”と“ヒゲクジラ類”がおり、当館で飼育している種類は“ハクジラ”の仲間です。
1 バンドウイルカですと、上下あわせて80本~120本の歯が生えています。
この歯は獲物を捕らえたり、引きちぎったりする役割があり、人間のように食べ物を噛み砕いたり、すり潰すことはありません。飲み込める大きさのエサは全て丸飲みしてしまうんです。
3ちなみにオキゴンドウは40本~44本の歯が生えています。かなり迫力があります…

次は、クジラたちの“舌”について説明しましょう。4あっかんべーしているようですね(笑)
個体によっては舌を出せる子もいます。
色はきれいなピンク色です。個体によって、模様がある子もいるんですよ。5ちょっとわかりずらいですが、桜太には灰色の模様があります。

“舌”といえば味覚はどうなってるの?と思う方もいると思います。
今のところ、クジラの仲間の味覚についてはよくわかっていないんです…
諸説によると味を感じる“味蕾(みらい)”があるのは幼い個体のみで、年齢によってなくなっていくという説もあります。

そして、もうひとつの特徴は舌の先端に多く見られる“葉状突起”といわれる部分。6わかりますか?先端が少しビラビラしていますよね。
もっとわかりやすい写真はコチラ↓7ジュンくんの舌はこんなに葉状突起がはっきりしていますw

これは赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲むために必要な部分なんです。
この突起を上手に使って、ストローのように丸めておっぱいをくわえます。その瞬間にお母さんはおっぱいのまわりの筋肉を縮めて、赤ちゃんの口の中に注ぎこみます。
これにより短時間に十分な量のおっぱいをもらっているんです。9 もちろん、離乳したらこの部分の出番はなくなるので大人に成長するにつれて目立たなくなっていきます。ちなみに推定年齢12歳のクベルにはもうありませんでしたw(゚o゚)w
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この舌は海水を飲まないようにしたり、嫌いなエサは残しつつ他のエサを飲み込んだりと結構、器用です。人間と同じように大切な器官なんですね。

どうでしたか?クジラたちの口の中!
人間とは違う使い方や、解明されていないこともあるなんて不思議ですよね。
みなさんも、口の中をよーく観察してみてくださいね。
新しい発見があるかもしれませんヽ(´▽`)/